2022年度特定非営利活動法人光希屋(家)の相談拠点は二つになり、
人間関係修復を求め、家以外の行き場、ひきこもり利用者主導の居場所を求める相談者は「ふらっと」を利用し、ひきこもりではない人を含め、もっと振り込んだ介入が必要なケースは「ぽろっと」を利用した。
「ふらっと」の開場日は月木金土日 11:00~19:00
「ぽろっと」の開場日は 火木土 09:00~19:00
二つ事業の相談者総計6,582人。
「ふらっと」の相談者 209人(実数)、2,628人(延数)。
「ぽろっと」の相談者 218人(実数)、3,954人(延数)。
「ふらっと」の利用は来場(95.5%)と電話(4.5%)が中心。
(今回は、「ふらっと」関係のメールやSNS、オンライン居場所などの相談者数を記録していない)
「ぽろっと」の利用はメールが最も多く(46.1%)、次はSMS(18.5%)、来場(12.7%)、研修会(12.7%)、電話(7.9%)、報告会(1.1%)、同行支援(1.0%)。
来場の利用
「ふらっと」の開場日に、来場の利用者がもっと多かったのは月曜日(535人、21.3%)、木曜日(527人、21.0%)、金曜日(503人、20.0%)、日曜日(485人、19.3%)、土曜日(454人、18.1%)。なお、閉場日火水にも、7人の来場相談があった。たまたまスタッフがいたとき、対応できたが、他にスタッフが不在の日の状況が把握できていなかった。
「ぽろっと」は6月から開場。来場の利用者最も多かったのは土曜日(179人、35.5%)、次は木曜日(135人、26.8%)、火日曜日(各80人、15.9%)。なお、閉場日の月水金にも、30人(6.0%)の利用者が訪ねてきた。
利用頻度
「ふらっと」の相談者(関係機関の見学者も含め)に、1回のみの利用は89人。リピーター相談者数は120人(57.4%)。
1回のみの利用うち、本人は18人(2.92%)、家族と一般を含むた関係者と関係機関は70人(78.7%)、身分未開示者は1人であった。リピーター相談者のうち、本人は72人(60%)、家族と一般を含めた関係者と関係機関は48人(40%)であった。
男女の利用頻度
利用頻度に関して、男女の差はあまり見られなかった。うち本人の男、年12回以上(16人、36.4%)、年4回未満(15人、34.1%)、年4~11回(7人、5.6%)、1回のみ(6人、33.3%)。本人の女、年12回以上(19人、41.3%)、1回のみ(12人、26.1%)、年4~11回(8人、17.4%)年4回未満(7人、15.2%)。
年齢層の利用頻度
10歳代の利用者は、利用頻度の順:年12回以上(47.4%)、1回のみ(36.8%)、年4回未満(10.5%)、年4~11回(5.3%)。うち本人、年12回以上(50.0%)、1回のみ(33.3%)、年4回未満(11.1%)、年4~11回(5.6%)。
20歳代の利用者は、利用頻度の順:1回のみ(37.5%)、年12回以上(28.1%)、年4回未満(21.9%)、年4~11回(12.5%)。うち本人、年12回以上(35.3%)、年4回未満(29.4%)、1回のみと年4~11回(各17.6%)。
30歳代の利用者は、利用頻度の順:年12回以上(33.3%)、1回のみ(25.0%)、年4回未満(22,2%)、年4~11回(19.4%)。うち本人、年12回以上(46.2%)、1回のみと年4~11回(各19.2%)、年4回未満(15.4%)。
40歳代の利用者は、利用頻度の順:1回のみ(33.3%)、年4回未満(33.3%)、年4~11回(20.0%)、年12回以上(13.3%)。うち本人、年12回以上と年4回未満(各33.3%)、年4~11回(各25.0%)、1回のみ(8.3%)。
50歳代の利用者は、利用頻度の順:1回のみ(46.4%)、年4回未満(21.4%)、年12回以上(17.9%)、年4~11回(14.3%)。うち本人、年4回未満(42.9%)、年4~11回と年12回以上(各28.6%)。
60歳以上の利用者は、利用頻度の順:1回のみ(58.9%)、年4回未満(17.9%)、年12回以上(14.3%)、年4~11回(8.9%)。うち本人、1回のみと年4回未満(各33.3%)、年12回以上(22.2%)、年4~11回(各11.1%)。
年齢層別で、本人の相談者の利用頻度は10歳だから40歳代、年12回以上の利用で、居場所になれてきた者が多かった。なお、50歳代以上は1回のみや4回未満の利用に、居場所にまだ定着できなかった者が多かった。
地域別の利用頻度
地域別で、本人の相談者の利用頻度の順は、大仙市:年12回以上(44.4%)、年4回未満(22.2%)、1回のみ(20.0%)、年4~11回(13.0%)。横手:年12回以上(75%)、1回のみ(25%)。美郷町:年12回以上(100%)。湯沢市と羽後町:各年4回未満(100%)。秋田市:年4~11回(50.0%)、年4回未満(33.3%)、年12回以上と1回のみ(8.3%)。由利本荘市:年4回未満(37.5%)、1回のみと年4~11回(25.0%)、年12回以上(12.5%)。秋田県外:1回のみ(66.7%)、年4回未満(33.3%)。年12回以上の利用者は、居場所の拠点と近い地域からの者が多いと分かった。