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いままでどこの居場所にいても続かない人、
常に自分はここにいていいなのかを悩んでいる人
言葉が見つけない、自分のことを主張しづらい人
未来に不安を感じて、常に絶望的な気分にとらわれる人
人間関係苦手が、友達がいてうらやましいなと思っている人

イベントカレンダーをクリックするとイベント詳細情報を表示されます。興味があるものがあれば、気楽に遊びに来て下さい。

Furatto, is a hikikomori community located in Omagari, Daisen City, Akita Prefecture, Japan. If you need help, please feel free to contact us by email. 1coin.furatto@gmail.com (English, Japanese, Chinese, Malay are ok)



相談に関して

※2019年4月から居場所(13:00 -17:00)の時間を加えて、新規相談者のため、相談の時間を増設します。新規の方は木~月午前部(11:00-13:00)と午後部(17:00-19:00)、ふらっとの利用について、または不登校やひきこもりの相談について受付しています。予約を優先しますが、ふら~と飛び込みは可能です。電話の受付時間は11:00~19:00。メール相談はいつでもオッケーです。※店長Rの相談日は金、日。初めての方も気楽にいらっしゃい~(^^)
※支援者の方の見学や研修など事前に店長Rの了解を得ることが必要。



ふらっとの行事

13:00~17:00 木曜日 音楽の日(ギター、ミュシカールなど) 金曜日 創作の日(料理、編み物、切り絵、折り紙、木工など) 土曜日 35カフェの日、勉強会の日(当事者勉強会、カフェ講座、人間関係など) 日曜日 のんびりの日は基本、たまに研修会など 月曜日 大人の日、パステルアート、おしゃべりの日、抹茶の日。

ふらっとはありのままに自然体を望んでいます。1人でひきこもっていて退屈と感じた方、少しでも人とつながってい見たい方、ひきこもりの状況に縛れたと感じた方はぜひふらっとに一度遊びに来てみてくださいね。月曜日は大人のスタッフ、それ以外はピアスタッフが対応しています。


事務室

秋田大学大学院医学系研究科 助教 ロザリン・ヨン 公衆衛生学修士(香港大学), 精神保健博士(東京大学) 
/ ロザリン研究室(地域作り・若者メンタルヘルス・ひきこもり・自殺予防対策)/ 特定非営利活動法人光希屋(家)
/ 大仙市子供・若者総合相談センター/ 「つながる」「つなぐ」「つながり続ける」/ロザリンの論文集(←ここに押して!)
連絡先:1coin.furatto@gmail.com

Labels標記

Wednesday, October 28, 2026

「ふらっと」って、どんな居場所?― 同じ場所で、それぞれの気持ちと向き合う ―

不登校やひきこもりを経験した人たちが集まる居場所って、どんなところだと思いますか?

悩みを相談するところ?
学校に戻るための準備をするところ?
仕事を探したり、人と話す練習をしたりするところ?

もちろん、そうした相談をすることもあります。

でも、「ふらっと」は、必ずしも何かの目標を達成するためだけの場所ではありません。

大仙市子ども・若者総合相談センター「ふらっと」には、不登校やひきこもりを経験したピアスタッフがいます。利用する人も、それぞれ異なる経験や思いを持っています。

一人で静かに過ごしたい人もいれば、誰かと話したい人もいます。学校のことを考えている人もいれば、今は学校や仕事の話をしたくない人もいます。

そんな人たちが、同じ空間で過ごしています。


同じ居場所にいても、気持ちはそれぞれ

例えば、こんな3人が「ふらっと」に来たとします。

Aさんは、学校に行くことがつらくなり、家で過ごす時間が増えた人。

人と話すことには少し不安があります。でも、本当は外に出てみたい気持ちもあります。

居場所に来てみたものの、周りの人が楽しそうに話しているのを見ると、少し気になります。

「みんなは普通に話せているのに、自分だけうまく話せないな……」

Bさんは、中学校の頃から不登校が続いている人。

家で過ごす時間が長く、同じような経験をした人と話してみたいと思っています。

ところが、居場所でアルバイトの話をしている人に出会うと、複雑な気持ちになります。

「自分はまだ何も決められないのに、あの人はもう働いているんだ……」

話を聞いてみたい気持ちもあれば、少し焦る気持ちもあります。

Cさんは、以前ひきこもりの時期があり、今は週に数回アルバイトをしている人。

人と話すことには少し慣れてきました。

でも、周りの人がまだ学校や仕事の話をすることに難しさを感じている様子を見ると、今度は自分が気になります。

「自分ばかり話してしまっていないかな……」

3人とも、同じ居場所にいるのに、考えていることは違います。

人と出会うことは、楽しいことばかりではありません。

相手を羨ましく思ったり、自分と比べて落ち込んだり、時には相手の何気ない言葉に傷ついたりすることもあるでしょう。

居場所だからといって、いつも安心できるわけでも、みんなが仲良く過ごせるわけでもないのです。



ピアスタッフも、一緒に考えます。

「ふらっと」には、不登校やひきこもりを経験したピアスタッフがいます。

ただし、同じような経験をしたからといって、相手の気持ちがすべてわかるわけではありません。

経験が似ていても、そのときに感じたことや、その後の歩み方は一人ひとり違います。

だからこそ、私たちはそれぞれの違いを大切にしたいと考えています。

例えば、Aさんには、無理に会話を勧めず、本人が心地よいと感じる距離を一緒に探します。

Bさんには、他の人と比べて焦っている気持ちについて話を聞いたり、ほかの人がどのような経験をしてきたのかを知る機会をつくったりします。

Cさんには、ほかの利用者との関わり方を一緒に考えながら、それぞれのペースや距離感を尊重できるようにします。

もちろん、いつもこのようにうまくいくとは限りません。

ピアスタッフ自身も、どのように関わればよいのか迷うことがあります。

話したくない日もあれば、誰かと一緒に何かをしてみたい日もあるでしょう。

人と関わることで新しい気づきが生まれることもあれば、少し距離を置きたくなることもあると思います。

「ふらっと」は、そうした気持ちや人間関係の変化も含めて、一緒に考えていく場所でありたいと思っています。


【12月5日(土)大館で、相談会と出張居場所「ふらっと」を同時開催します】

今回は、秋田県の委託事業「ひきこもり理解促進・相談支援事業」(秋田大学受託)と、特定非営利活動法人光希屋(家)の出張居場所「ふらっと」in大館、二つの事業を同じ会場で開催します。

県の委託事業では、今年度最後の秋田県北への出張訪問として、大館市を選びました。

2009年、まだ学生で、旅人だった私は、東北を回ってひきこもりの調査をしていました。そのころ、大館ルーテル同胞教会にお世話になったことがありました。

この前、私用で再び訪問して、当時泊まったところには、実は広い広いキッチンがあることに驚きました。「ここは『ふらっと』のコンセプトに合う、居場所の雰囲気にとても合うではないか」と感じました。先生に相談して、今回、場所をお借りできることになりました。

ひきこもり・不登校、そして「自分は孤独・孤立の状態になっているのではないか」と感じている方や、ご家族の相談をお受けします。

まだ相談するか、相談しないか、考えている方、迷っている方も、出張居場所「ふらっと」として利用していただければと思います。

当日は「ふらっと」からピアスタッフや利用者も一緒に出張します。相談という形でなくても、一緒に過ごしたり、話したり、かかわることができます。お茶やお菓子も用意しています。

2009年にお世話になった場所に、今度は「ふらっと」のみんなと訪ねることになりました。相談したい方も、まずは居場所として来てみたい方も、どうぞお越しください。

【日時】
2026年12月5日(土)

◆ 秋田県委託事業「ひきこもり理解促進・相談支援事業」
受託機関:秋田大学
相談時間:10:00~12:00/13:00~15:00
相談担当:ロザリン・ヨン
(秋田大学大学院医学系研究科 地域心身医療学講座 助教)
相談無料



◆ 特定非営利活動法人光希屋(家)
出張居場所「ふらっと」in大館
12:00~13:00 昼食(お弁当をご持参ください)
13:00~16:00 居場所
予約不要・居場所参加費ワンコイン
お茶・お菓子を用意しています。



【会場】
大館ルーテル同胞教会のキッチン
(大館市釈迦内塚ノ台9-1)


大館駅から徒歩10~11分



会場:右側白い建物


教会の礼拝堂から別玄関(バリアフリー)




穏やかな空間



【お問い合わせ】
〈相談会について〉
電話:018-884-6466
メール:akitahikikomori@gmail.com
※不在時は留守番電話に伝言を残すか、メールでご連絡ください。

〈出張居場所「ふらっと」について〉
特定非営利活動法人光希屋(家)
電話:0187-62-5150
受付:月・木・金・土・日 11:00~19:00
担当:岡田

ひきこもりを考える#1 ひきこもり支援ハンドブックにおける「ひきこもり支援対象者」に関して

久しぶりに、最近感じたことを・研究や現場で考えていることを皆に共有したいと思います。シリーズになると思いますが、投稿が不定期になることをご了承ください。よかったら、本文を読んでいただいたあなたに、お願いしたいことがあります。本文に書いていたことに共感しても・共感しなくても、「私はそう思う......」とのコメントをくださいね。


今日は、居場所に見えたひきこもりの様々な像をお話したいと思います。


人はそれぞれですねよね。

ひきこもり・不登校を経験している人も同じいろいろ・それぞれのことは当然だと思いますね。いつも考えていることですが、いいえ、もしくは、最近より頻繁に自分に問いかけるのは、

ひきこもりとレールの関係ですね。

ひきこもりはレールに乗っていない状態、それは間違いない。

なお、それはレールから外れて再び乗れなくなって、ひきこもりの状態になってしまうのか。

または、レールに載せられなかったから、レールの外にいるままひきこもりの状態になってしまうのか。

もしくは、レールに乗りたくない、自由に生きたいから「ひきこもり」に名乗っているのか。あるいは、自由に生きていけるではない結果ひきこもりの状態になってしまうのか。


ひきこもりの状態は、どのような状態に指しているのか?

学校に行ってない、外にも行ってない子ども?

仕事に行ってない、外にも行ってない大人?

退学して仕事をしていない人?

休学・休職している人は、病院や求職活動はしていますが、その他の社会参加はない人はひきこもりに該当しますか?

外に行ってないけれども、ゲームをやっている、チャットルームに入っている、新聞を読んでいる、YouTubeを見ている、その中に仲間もいる、それもひきこもりですか?

学校に行きたかったけど、病気で学校に行けていない、それは不登校・ひきこもりですか?

病気を治ったけど、学校に行って雰囲気が変わって居づらく、結果的にだんだん学校に行けなくなった、それはひきこもりですか?


(笑)これらの質問は、2006年に研究を始まったころからずっと変わっていませんね。ここから研究の話を少しさせますね~

ひきこもりとの言葉は、日本の精神科医齋藤環先生が「日本のuniqueな長男現象として」世界に広めたところ、私がこの言葉を知り、ひきこもりの研究をし始めたきっかけにも言えますね。

Hikikomori. A culture-bound syndrome found almost exclusively in Japan, most commonly among male teenagers and young adults, especially eldest sons, although about a quarter of cases are female. It is characterized by extreme social withdrawal and near-total severance of contact with the outside world, without any other evidence of psychiatric or neurological disorder, usually triggered by an upsetting experience, such as being bullied, failing an examination, or experiencing a broken love affair. People with the disorder usually lock themselves in their bedrooms and refuse to come out for weeks, months, or years. The disorder was first recognized in the 1970s, and the word hikikomori was first applied to it by the Japanese Health and Welfare Ministry in 1991. Compare agoraphobia, social phobia. [From Japanese hikikomori social withdrawal, from hikikomoru to stay indoors or shut oneself indoors]

related concepts

1. Social Isolation
  • The objective state of having little or no contact with other people.
  • Sociological Distinction: Unlike loneliness (which is a subjective emotional feeling), Oxford reference materials measure social isolation using concrete, objective indicators like the frequency of face-to-face contact, network size, and lack of a discussion partner. Sociologists categorize it into individual isolation (lack of personal ties) and group isolation (exclusion from mainstream economic or social institutions). 
2. Alienation
  • The estrangement of individuals from themselves, others, and their work.
  • Sociological Distinction: Rooted heavily in Marxist theory, Oxford traces alienation to structural environments (like modern capitalism or hyper-bureaucracy) where people feel like a small cog in a machine. This structural disconnect leads to a profound sense of powerlessness and detachment from the surrounding social world. 
3. Anomie
  • A state of normlessness or social instability resulting from a breakdown of societal standards and values.
  • Sociological Distinction: Popularized by Émile Durkheim, Oxford defines anomie as a social condition where the moral guidance or rules that individuals usually follow are uprooted. When society's rules no longer seem clear or fair, individuals often experience deep personal unrest, a lack of purpose, and an urge to withdraw entirely.
4. Social Exclusion
  • The systematic process by which individuals or groups are blocked from resources, opportunities, and rights that are normally available to members of a society.
  • Sociological Distinction: While "isolation" can sometimes be voluntary, Oxford definitions point out that social exclusion implies an external structural barrier. Society actively or passively shuts the individual out (due to unemployment, poverty, or stigma), making reintegration incredibly difficult. 


精神科学や社会学の中には

Hikikomori(ひきこもり)というのは、social isolation, alienation, anomie, social exclusionと切り離れてみることが本来だと思いますが、なぜかひきこもりの研究を進んでいくこの30年間には、ひきこもりの定義がどんどん広がっていますね。

令和7年1月、厚労省は以下の支援ハンドブックを発表されました。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/hikikomori/index.html


ひきこもりの支援対象者は
「社会的に孤立し、孤独を感じている状態にある人や、様々な生活上の困難を抱え、家族を含む他者との交流が限定的(希薄)な状態であり、かつ、支援を必要とする本人及びその家族。※その状態にある期間は問わない」

この定義文は社会学や心理学の概念(Concepts)が複雑に混ざり合っており、学術的・実務的な視点から見ると、概念の重複や論理的な混乱(コンフュージョン)を引き起こす典型的な例と言えます。
「社会的に孤立し、孤独を感じている状態にあり……」という一文において、どの概念がどのように混線し、どのような混乱を生んでいるのかを整理します。
1. 概念の混信と混乱のポイント
①「孤立(客観)」と「孤独(主観)」の混同
  • 本来の区別:
    • 孤立(Social Isolation): 他者との接触が物理的・客観的に「ない」状態。
    • 孤独(Loneliness): 本人が寂しさや疎外感を覚えている「主観的・感情的」な状態。
  • 定義文の混乱: 「孤立し、孤独を感じている」と「and(かつ)」で繋ぐことで、「客観的に孤立していても、本人が孤独を感じていなければ支援対象にならないのか?」、あるいは逆に「友人はいる(孤立していない)が、深い精神的孤独を感じている人は対象外なのか?」という線引きの曖昧さを生んでいます。
② アパシー(無関心)やアノミー(規範喪失)との論理的矛盾
  • 本来の区別:
    • 重度のひきこもりや社会的引きこもりの背景には、前述の「アパシー(無関心・無気力)」が存在することが多々あります。
  • 定義文の混乱: 本人が深いアパシー(感情の平坦化・諦め)の状態にある場合、「孤独すら感じていない(感情が麻痺している・現状に慣れきっている)」ケースがあります。この定義を厳密に適用すると、「孤独を感じている」という要件を満たさないため、最も重度でアパシーが進行したひきこもり当事者が支援からこぼれ落ちるリスクが生じます。
③「状態(Situation)」と「ニーズ(Demand)」の同義反復
  • 定義文の混乱: 「〜な状態であり、かつ、支援を必要とする本人」という一文は、論理的な同義反復(トートロジー)に陥っています。
    • 「困難を抱えて交流が限定的な状態」そのものが支援の必要性を計る指標(ニーズ)であるべきなのに、「その状態にあり、さらに支援を必要とする」と重ねることで、「誰がその必要性を判断するのか(本人か、家族か、行政か)」という基準が不透明になっています。
④「期間を問わない」ことによる「概念の希薄化」
  • 本来の区別: Oxford等の定義や従来の「ひきこもり」の基準では、「6ヶ月以上」といった期間の持続性が重視されます。これは、一時的な休養や過渡期の状態(失業直後など)と、構造的な社会的撤退(ひきこもり)を区別するためです。
  • 定義文の混乱: 「期間は問わない」とした瞬間、概念としての「ひきこもり(社会的撤退)」の輪郭が完全に消滅します。結果として、「社会的孤立全般」「生活困窮者全般」の概念と100%重複することになり、なぜこれをわざわざ「ひきこもり支援」の枠組みで呼ぶのかという、施策のアイデンティティの混乱を招きます。
2. 概念マップ(この定義における混線図)
この定義文は、以下のように本来別々のアプローチが必要な概念を「ひとまとめ」にしています。
  • 客観的環境: 「社会的孤立」「交流が限定的」→ 福祉・環境の課題
  • 主観的心理: 「孤独を感じている」→ 心理・精神医学の課題
  • 生活実態: 「様々な生活上の困難(困窮、病気など)」 → 経済・労働・ケアの課題
これらをすべて「かつ(AND)」や「〜であり」で結ぶことで、「すべての条件に当てはまる狭い層」を指しているのか、「どれか一つでも該当すればいい広い層」を指しているのかが、文章構造として非常に曖昧になっています。

3. なぜこのような混乱が起きるのか?(実務的な背景)
学術的な概念整理としては大いに混乱していますが、行政や支援現場の文脈では、この「概念のちゃんこ鍋化」には以下の意図(あるいは限界)があるではないでしょうか。
  • 「ひきこもり」という言葉の利便性と呪縛: 世間の認知度や予算がつきやすい「ひきこもり」というラベルの下に、実際には「8050問題」「ヤングケアラー」「社会的孤立」など、別の社会学概念で語るべき課題をすべて統合しようとしている。
  • 実践のリアリティそのもの:支援者は目の前にいる一人の生身の人間(そして家族)に向き合う以上、医学、福祉、経済などの枠組みを現場でバラバラに適用することはできません。すべてが一体となった「生活の困難」として立ち現れるからです。

だからこそ、行政のガイドラインやガイドブックが目指すべきなのは、概念を強引に一つの文章に混ぜて濁らせること(ちゃんこ鍋化)ではなく、「現場が複数の視点を同時に、かつ整理して扱えるための道具(マルチ・レンズ)」として機能することです。
現在の混乱を乗り越え、実務で本当に役立つガイドラインのあり方について、
「AND(かつ)」ではなく「多面的アセスメントの統合」として構成する
現在のガイドブックのは、「孤立」かつ「孤独」かつ「困難」という条件を一つの文章に詰め込んだために、対象者を絞りたいのか広げたいのか分からなくなった点にあります。
これを解決するために、ガイドラインの冒頭の定義文は、以下のように「複数の軸が絡み合う現象である」という構造を最初から明示する形に改めるべきです。
【改定案のイメージ】
「ひきこもり支援の対象は、以下の3つの側面(客観・主観・実態)のいずれか、あるいは複数が複合的に絡み合うことで、社会的参加を回避し、概ね家庭にとどまり続けている状態にある本人および家族とする」

 

その上で、チェックリストやフローチャートを用いて、「どの側面が最も強く出ているか」によって初期の対応(アプローチ)を分岐させるデザインにします。
  • 客観的孤立が強い → コミュニティや居場所づくり(福祉的アプローチ)
  • 主観的絶望・自己否定が強い  → 無理に外に出さず、徹底的な受容や精神医療の連携(心理・医療)
  • 生活困窮が強い  → まずは生活保護や経済的基盤の確保(労働・経済)
このように、全体像(ちゃんこ鍋)として捉えつつも、具材(課題)ごとに適切な味付け(支援)を選べるガイドブックにする必要があるかもしれませんですね。


(次回続く)

Thursday, October 1, 2026

【参加者募集】秋田大学公開講座「Serving Across Differences」— ひきこもりと孤独・孤立の関係を考える

ふらっとでは、秋田大学が主催する公開講座に、皆さんと一緒に参加したいと考えています。

今回の講演では、マレーシアで長年にわたり地域の人々の支援に携わってこられた Dato’ Hoh Hee Lee(ダトー・ホー・ヒー・リー)氏 をお迎えし、多文化・多宗教社会での経験をもとに、孤独やひきこもりの問題、地域で人を支える活動についてお話しいただきます。

私たちは、違う考えを持つことと、相手を否定することを、いつの間にか同じように感じてしまうことがあります。

人を傷つけないように、あるいは自分が傷つかないように、自分の考えや価値観を隠し、ただ周囲に合わせていく。そうしているうちに、自分の軸がわからなくなり、自分の思いを表現できなくなったり、人と会うことに臆病になってしまったりすることもあるのではないでしょうか。

こうした経験も、不登校やひきこもりにつながる背景の一つかもしれません。

違いを語ることは、相手を否定することではありません。

今回の講演を通して、ひきこもりと孤独・孤立の関係について考えながら、違いを超えて人とつながること、そして誰もが安心して自分らしくいられる地域のあり方について、一緒に考えてみませんか?

講演後には、感じたことや気づいたことを気軽に語り合う時間も持てたらと思っています。

■ 開催概要

  • 日時: 2026年10月8日(木)17:30~19:40(17:15受付開始)

  • 会場: 秋田大学 40周年記念会館(本道キャンパス)

  • 参加費: 無料

  • 講演テーマ: Serving Across Differences: Faith, Compassion and Public Life in a Multicultural Society
    ~違いを超えて仕える:多文化社会における信仰、思いやり、そして公共の営み~

■ こんなことを一緒に考えます

  • ひきこもりと孤独・孤立の関係

  • 多文化・多宗教社会における支え合い

  • 地域で人を支える活動

  • 違いを超えたつながり

  • 信仰、思いやり、リーダーシップ

  • これからの社会で大切にしたいこと

■ ふらっとからのお誘い

「一人で参加するのは少し不安」「講演の内容に興味はあるけれど、きっかけがない」という方も、どうぞお気軽にご参加ください。

ふらっとの仲間と一緒に、話を聞き、感じたことを分かち合う時間にできればと思います。

興味のある方は、ぜひ一緒に秋田大学へ行きましょう!

皆さんのご参加をお待ちしています。



 

Thursday, September 24, 2026

ふらっとの理念(店長メモ)

お久しぶりです。店長Rのロザリンです。

最近、思っていることを、ここに少しメモさせてくださいね。

正直に言うと、ひきこもりの居場所を継続していくことは、神業に近いことだと思っています。

もともと人を避けてきた人。
社会との関わりを避けてきた人。
人との距離を取ることで、自分を守ってきた人。

そんな人たちが、誰かのいる「居場所」にとどまり続けること自体、考えてみればとても大きなことです。

居場所は、人が集まる場所です。

人が集まれば、当然いろいろな出来事があります。
気遣いもあります。
すれ違いもあります。
ぶつかることもあります。

人と向き合うことになるのかもしれないし、
その前に、自分の本心と向き合うことになるのかもしれません。

いずれにしても、ひきこもりの状態にいる人にとっては、それだけでも大変な一歩です。

何か大きく前に進まなくてもいい。
その場にとどまっていること自体が、すでに大きな前進なのだと思います。

店長R (図・棚田あお)


「ふらっと」は、それぞれが「いてもよい」と思える居場所です。

そして、ふらっとの強さのひとつは、
自分が本当に思っていることを、ここでは話せることだと思っています。

普段は言えないこと。
うまく言葉にできないこと。
誰かに否定されそうで飲み込んでしまうこと。
自分でもまだ整理できていない気持ち。

そういうものも、ここでは無理にきれいにまとめなくていい。
正しいことを言おうとしなくていい。
前向きでなくてもいい。
ネガティブでも、迷っていても、揺れていてもいい。

そのときの自分が本当に思っていることを、自分の言葉で話せること。
そして、それを誰かがすぐに正そうとするのではなく、いったん受け止めてくれること。

そこに、ふらっとらしさがあると思っています。

みんなが同じ考えになる必要はありません。
感じ方も、考え方も、人それぞれです。

誰かの言葉や姿が、自分にとっての鏡になることもあります。
人と関わるなかで、自分が何を感じているのか、何を大切にしたいのかを、もう一度考え直すこともあります。

「ふらっと」という名前のとおり、
ふらっと寄って、
ふらっと誰かと話して、
ときにはぶつかって、
ふらっと離れて、
また戻ってくる。

家のように感じる人もいれば、
羽を休める止まり木のように感じる人もいます。

話してもいい。
話さなくてもいい。
関わってもいい。
少し距離を取ってもいい。

人と人が関わる場所である以上、
傷つくことも、誰かを傷つけてしまうこともあります。

それでも、一度のすれ違いや衝突ですべてが終わるわけではありません。

少し離れてもいい。
黙っていてもいい。
関係をつくり直してもいい。
そのまま距離を取っていてもいい。

大切なのは、誰かを悪意で攻撃しないこと。
そして、自分自身も必要以上に責め続けないことです。

そのときの事情や余裕、言葉を受け取るタイミングが少し違うだけで、結果が変わることもあります。

本当に思っていることを話せること。
違う考えを持ったままでも、同じ場所にいられること。
ぶつかってもいられること。
離れても戻れること。

「ふらっと」は、そんな居場所でありたいと思っています。

Sunday, August 16, 2026

まちなかメンタルヘルス実践プログラム 第4講のご案内

第4講をオンデマンド形式で公開します。https://youtu.be/yskC8H1GVjo

公開日時:8月16日 13:30(JST)

今回のテーマは、「地域居場所と過疎地域の現実―開発・再生プロジェクトの『光と影』:何を得て、何を失ったのか」です。

人口減少が進む地域で、住民の「居場所」がどのように失われていくのかを出発点に、過疎地域における孤独・孤立、地域開発や観光による活性化、そして開発によって生まれるメリットと失われる日常やコミュニティについて考えます。




第4講の構成

1.過疎地域と孤独・孤立の深層
過疎地域の現状を整理しながら、高齢者、若者、マイノリティなど、それぞれの立場から「居場所」が失われる背景を考えます。講義では、交通手段や生活インフラといったハード面だけでなく、人とのつながりや地域の集まりといったソフト面の消失にも注目します。





2.地域開発と活性化プロジェクト
韓国の松月洞童話村や北村韓屋村などを事例に、観光化・アートによる地域再生を取り上げます。景観改善や経済効果などの「得たもの」と、騒音、プライバシー、地域住民の居場所の喪失などの「失ったもの」の両面から地域開発を考えます。










3.これからの「地域居場所」を考える
高齢住民が求める居場所の条件や、「社会的処方」の考え方を通して、単に支援される場所ではなく、住民自身が役割を持ち、緩やかな関係性の中で参加できる地域のあり方を考えます。

宿題

提出期限:9月14日

次のどちらか一つを選び、講義で紹介する高齢者の「居場所の構造」を参考に整理してください。

  1. 若者が求める「居場所の構造」

  2. マイノリティが求める「居場所の構造」

「心理面」「社会面」「物理面」「生活面」の4つの視点から、求める内容と、その裏付け・根拠のポイントを表にまとめます。


講義資料のダウンロード

https://99.gigafile.nu/0821-dbd1f721e7e01e960d83dd6979f7b36c9


講義全体
https://youtu.be/yskC8H1GVjo


Friday, July 17, 2026

ふらっと音楽会

地域の皆さんとつくりあげる「ふらっと音楽会」を、今年も開催します!


日時:7月25日(土)14:30~16:00
場所:晴れの場合…須和町児童公園
   雨天の場合…ふらっと

ソロで、グループで。歌声で、楽器で、あるいは音楽以外でも。皆さんの多彩なパフォーマンスをぜひ披露してください。

マイクとスピーカー、ギター、電子ピアノの用意があります。当日の飛び入りも歓迎です!

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