当日参加者が26人、オンデマンド2人。アンケートの回収は20人でした。
以下の回答は20人のものです。まだ回答していない方はご協力をお願いいたしますね。CLICK! (新しい返答が来たら、第5回研修会の前にこの回答を更新しますね。)
参加枠は
当事者の年齢は30代2人、40代2人、50代1人
家族の年齢は30代1人、50代2人、60代1人
支援者の年齢は20代1人、30代2人、40代2人、50代2人、60代1人、70代以上1人
満足できますか?と「わからない」を答えた者は当事者の講師でした。
研修会の内容について満足できないではなく、自分が話した内容がよかったかわからなかった。自分の考えについて、うまく人に伝えていないじゃないかと不安でした。
役に立ちましたか?と「わからない」を答えた者は当事者でした。
当事者A:自分の話は聞き手に本当に役に立ちましたか、わからない。
当事者B:自分はそれに応用できるのか、わからない。
問6~8、参加者枠別に自由記述をまとめてみました。
6.今日の研修会の内容に関して、一番印象に残ったものを教えてください。
行政・支援団体
- マニアル通りの対応かニーズに合った対応か?
- 対象者へのマニュアル的な対応よりも寄り添った対応を心掛けたいと思った。
- マニュアル的回答と本当のことのどちらを言われるのがいいかという点。相反する感情の中で揺れ働いており、支援の難しさと対象者の信頼関係が大切だと思った
- 当事者が発してくれる兆しに対する親や支援者の反応対応がとてもうれしく、影響があったこと。どのように「兆し」を感じ取っていけるのか
- マニュアル的に支援されうれしくもあり、苦しくもあるということ。支援は1つではないとおもいながらもなかなか当事者に会えず苦労することがあります。どのように対応することがその人のためになるかなかなか難しく、悩ましいところです。
- 先生のお話、当事者の皆さんんおお話に一人の人間として共感を覚えました。
- 人の心は変化し続けている一人ひとり異なる、10人10色があり、そのことを基本として横でつながる場がフラットのような場であることがわかりました。
- その場で悩んでいる方々が自らを見つめなおして、皆同じなんだと安心感を感じながら、自立のステップを歩んでいける。そのプロセス(人と人とが好い科学反応を起こす)が大事であること
- 自分の体験を話すときに笑って話すことがある(古巣さん)⇒これはおかしく笑っているのではないと思う。笑って話すことによって自分の〇い気持ちに解放感を与えているのだと思う。
- 現在、ピアサポーターをされている方の「自分の中でダメージがあると、また、ひきこもりになってしまうかもしれないと不安に思っている」ということが、とても印象深かったです。
- 相談時において、マニュアル対応を望む当事者やそうでない当事者、その時によって違うという当事者がいることが分かり、ロザリンさんが言うとおり、十人十色だと感じた。そのため、由利本荘市の方が話していたように、当事者が何をしたいのか、何を悩んでいるのか、ということを時間をかけて探ることが、支援する側にとって必要ではないかと感じた。
大学
- 行き過ぎた支援はかえって、社会に出ることへの大きな妨げに繋がること。とても勉強になりました。
- ”ひきこもりの人にはこう対応したらいい”という一般論的な考えではなく、その人自身を見つめることが大切だと感じました。
- 当事者の皆さんのお話を聞いていて、「自分だけ」何もしていなくて不安や焦りを感じている状況から、ふらっとを多ずれたことで、「自分だけじゃない」と感じられるようになったことが自立への一歩だったのかなと思いました。
家族
- 実現可能か自立
- ロザリンさんが、中学生の相談をされた時、学校のジャージを着ていることから、サインを読み取ったことです。
- 最後の自立とはについて、様々な考えがあるのだと思いました。周りが思う自立、本人が思う自立も違うということをまずお互いに理解すること。親の気持ち、重いと子どもの気持ち、思いも全く違うということを間に誰かが入り伝えていくことも大切だと思いました。
- 当事者の方のお話で、「自分が動き出したいというときに家族が動いてくれた」というところです。親が子を働かそうとしても動かない。
当事者
- 親の教育は大事なんではなかろうか
- みかさんが最後の方で喋った言葉が印象残った
- 今回の回は親との関係性について考えることが多かったです。それを考えながら、親とのことを思い出しながら、「本当に君たちが生きてるだけで十分だ。」の言葉を読んで、見つめている時深くひきこもっていた時代、何の時かは言えないけど、私の母が泣きながら、「○○が生きてるだけで良いから…」と何度も私に言ってくれたことを思い出して、泣きそうになりました。不登校や深くひきこもった時、母に「お母さんは私に何をしてくれたの?」と酷いこと言っていたけど、今やっと母が言ってくれた言葉の重みとあたたかいものを理解できたような気がしました。
- アキコさんの”家にいると元気だけど、家にいれば悪いかなと思い、いられない”というお話が印象に残りました。これは、個人の要因もあるのと、地域の要因(ムード)があると思いました。
7.その他のご感想や質問などを教えてください。
行政・支援団体
- 訪問は柔軟に気持ちを込めて対応を試みてる
- 長く途切れない関係づくりが大切だと感じました。
- ネット参加の方に音声と届きつらいようだった。(マイクがほとんど入っていないため?)
- 家族からも、どのように声を掛けたらいいか?どのように対応したらいいか?わからず困っているという声が多く聞かれます。当事者がひきこもりから外へ出るためのきっかけがわかればいいのですが、なかなか幹わけも難しいと思います。子どもたちのSOSをみのがさないようにとのことでしたので、SOSを発見できる目をもてたらいいと思いました。
- 親が自らの子どもに対する”ひきこもり”のレッテルを張りすぎ外へ出たいとか前向きな自律的なアクションのサインを見過ごしてしまうこと。ここにもっと光をあてるべきと感じました。
- 生きずらさを抱えている方々の支援、居場所づくりに、ピアサポーターの存在は必須と言えるほど重要なことだと、この研修会で学びました。ふらっとでピアサポーターを務めている方は、ひきこもりの状態から脱出し、心身の状態も回復して、ご自分が『こう生きたい』と思う生活、生き方を歩み出しているのだと思っていますが、人は常に同じ状態で生活したり、生きていくことが続くわけではないし(それは当然のことだし、誰にとっても同じこと)、お互いに『あれっ・・、いつもと違う?』ということを感じたら、心の状態や変調を察知したり、気づいたことを本人に伝えたりして、早めにケアをしていくことができればいいのかなと思いました。そういう関係性で、日々の歩みをともにすることで、回復(?)自立(?)(自分自身のこう在りたいと思う生き方)の(生きる)道のりができて、一人一人の道のりを居場所という『場』が包みこんでくれるのでしょうかと思いました。道のりはでこぼこだったり、脇道があったりしてもOKで、一様ではないこと自体が、一人一人の意志や生き方に添った、自分の足で歩く道のりなのではないかと思いました。
- ひきこもり経験者ということは、社会的(?)状態として捉えると『(ひきこもりの状態を)経験した者』という過去形になるのだと思いますが、心理的状態から捉えると現在進行形の場合もあるのかなと思いました。ひきこもっている時のご自身と『考え方が変わっていない、考え方がひきこもりだなと、今も時々思う』というお話を伺って、心理面の反応や気づきが繊細で、内省も深いのかなと思い、そのことが不安や自己肯定感の在りかたに影響していなければいいなと感じました。 ひきこもりの状態は、何らかのきっかけやタイミング、変化等で脱出するのだと思いますが、ひきこもりの状態の時の社会からの孤立は、精神面に大きな影響を及ぼしていて、その時の心の状態が苦しいから、ひきこもりから脱出した後も、何かダメージを受けることがあった時に、不安になったりするのでしょうかと思いました。不安になった時に、一人で対処できる場合、対処できる人もいると思いますが、無理せずに、人を頼れるとよいのですよね。ふらっとのみなさんは、ご自分の心の内側は、チクチクする時があるのかも知れないけれど、自分の回りの人には、優しく思いやりがある上に、真摯で、清らかで、慢心や人に対する悪意とかなく、薔薇のとげの1つもないし、一緒にいると心がやわらぎ、癒されて、見習わなければと感じます。ふらっとに伺うと、ふらっとという場と、ふらっとにいる一人一人の人の魅力が醸し出されて、訪ねていった人を包み込んでくれるのでしょうか・・と思いました。
- ご家族のことを伺って、ご家族も多様だとは思いますが、それぞれに子どもの意志を尊重したり、不安を抱えながら見守り続ける努力をしておられたのだなと感じました。
- その他の感想、とりとめなく、感じたことを書いてしまいました。みなさんが、一生懸命にご自身のことを話してくださり、私もいろいろと考えたり、立ちどまったりしながら、お話を伺っています。誤解や勘違い、理解不足があると思いますので、これからの研修の都度、教えていただけるとうれしいです。この研修会は、ピアサポーターの方をはじめとして、ふらっとのみなさんが生き生きと語ってくださって、回りの人たち(研修参加者)の心を動かしてくれているように思います。とても素敵な研修会です。ありがとうございます。
- オンデマンド参加でしたが、前回と今回とも(こちらの環境の問題かもしれませんが)動画が1時間10分頃から進まず最後まで視聴することができませんでしたが、とても参考になっています。リアルタイムで参加できれば良いのですが、都合が合わず申し訳ございません。
大学
- マニュアルと個々対応のディスカッション、とても良かったです。個人的には、ある程度の土台としてのマニュアルが必要で、その上で個々対応が良いのかなと思っています。
- 当事者の方が出しているサインのお話もとても参考になりました。家族が当事者の意思を決めつけるのではなく、どうしたいかをくみ取る努力をし、意思をキャッチできたら早期に行動できるようにすることが大切だと思いました。
- 今回、初めて参加させていただきましたが、たくさん皆さんのお話を聞くことができて、よい雰囲気だったので、2時間があっという間でした。
家族
- ふらっとの取り組みが素晴らしいと感じました
- 家族は近すぎたり、思い込みがあったりして、本人の出している本当のサインがわからなかったり、タイミングを逃したりしているのではないかと思えてきます。そのような気づきはどうしたらいいのでしょうか。
- いろんな考えがあるということにまず気づきられました。自分と相手は違う。そこがまず一歩だと思います。いろんな人の話を聞くことでとても学びになっています。
- 自分のこと話ができれば良いのだろうけど、そうもいかず。研修会で、当事者の方のお話を聞いて、自分の子も、そういう風に考えているのかな?と思え、少し安心しています。
当事者
- 統合失調症から引きこもりになった人はいるのか?
- 毎回不登校時代の話や深くひきこもっていた時代などの重い話をする時、真剣に聞きに来てくださっているんだからと思いつつ、重い話で皆さん苦しくならないかな。とどこか申し訳なさも感じていて、勝手に和ませたくて、冗談を混ぜて言ってみたりしてるけどなかなか上手くできないでいました。でも、今回会場に来てくださった参加者の方の中に自然な笑い声があって、ホッとしました。反応があったことも嬉しかったですが、一緒に研修会を作っている感じがして嬉しかったです。
- 次回にも期待します。
- 自分と同じような人がいるんだと知れた。これは、最初のステップとしてともてよさそうと思った。
- 「社会の1つ1つを知れなかった」が大きくならないように、難しくないものから少しずつ知れるような経験も、最初のステップにとてもよさそうと思った。
8.残った研修会に希望する内容があったら、教えてください。
行政・支援団体
- ソーシャルスキル・ライフスキルについて
- ピアスタッフが行っている活動について、具体的に知りたい。
- 内容というか...みかさんがふらっとに参加してみよう、行ってみようと思ったきっかけが知りたいです。どんなきっかけでふらっとを知り、行ってみようという気持ちになったのか、そこが一番知りたいところです。
- これまでのふらっとでの支援の状況や悩んだことなどを聞けたら嬉しいです。
- 孤独・孤立問題に取り組んでいる。いろいろな人の意見を聞いてみたい。
大学
- 親に対する印象を、是非もっと聞きたいです。
- ふらっと以外にどのような取り組みがあるのかについて、知りたいです。また、ロザリン先生っがどういった観点からひきこもりについて研究しているのかも知りたいです。
- 秋田県内にどのぐらい支援施設(ふらっとのような)ものがあるのか知りたいです。取り組み事例など。
家族
- ふらっとの様な相談取り組みや支援している場に福祉(国から)経済的支援が多く受けれる様になぅたらいいと思います。
- まわりが人一倍つらくてひきこもったのに、ひきこもった分だけまわりからの風当たりは強くなり、その抵抗にたえて社会参加するエネルギーはないので、生きることをやめる、というケースについて、よかったら一緒に考えていただきたいと思います。
当事者
- 引きこもりは病気なのか?人間性なのか?
- 特になし
- 参加者してくださる参加者の皆さんが今まで関わった当事者の方や家族の方で印象に残っている方やこうしたら良かったかもしれない。と心残りがある方など参加するすべてのみんなで「私だったらこうします。」とか「こう思ってそう言ったんじゃないかな?」とかみんなそれぞれの立場や視点で感じたことを話し合ってみたいです。
No comments:
Post a Comment