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Sunday, February 23, 2025

「ふらっと」を利用する前に知っておこう!

 ※この文章は、特定の利用者や過去に来てくれた方を指して書かれたものではありません。「ふらっと」が大切にしているコンセプトや、みんなが安心して過ごせる居場所を一緒に作っていくための基本的な考え方をまとめたものです。

どなたでも、安心してお読みいただければと思います。

「ふらっと」のコンセプト

「ふらっと」は、 医療機関でも福祉機関でもありません。 ここは、 ひきこもりの人が仲間を見つけ、自分のペースで成長できる居場所 です。





1. 「ふらっと」の役割

「ふらっと」は、 ひきこもりからのリハビリテーションの場 として運営されています。

  • 誰かと一緒に過ごすことができる場所
  • これまでのことや、これからを考える場所
  • 自由に、束縛なく、自分のペースで過ごせる空間

ただし、 体調管理や精神のケアを目的とした場所ではありません。 ここには医療や福祉の専門家はいませんので、ご了承ください。

2. 「ふらっと」の店長とスタッフ

店長 R(ロザリン) は、公衆衛生学と精神衛生学の研究者として、ひきこもりのことを長年研究してきました。

  • いつも 5W1H(Why, What, Who, Where, When, How) を大切にしながら、利用者と向き合っています。
  • その人のことをよく知り、ひきこもりの事情や経緯、周囲の環境、幼少期の経験、今の気持ち、これからのことなどを統合的に分析し、 一緒に次のステップを考え、実行していくスタイル です。

スタッフ は日替わりで、全員が以下のような経験を持っています。

  • 自分自身がひきこもりだった
  • 家族にひきこもりの人がいる
  • 不登校や自殺、自傷の経験がある

スタッフは、自分の経験と重なる部分があれば、利用者に寄り添い、 一緒に考えながら、次に進むことをサポート します。

このような環境だからこそ、 自然と心のケアが行われ、お互いに成長していく場 になっています。

3. 「ふらっと」のコンセプトを大切に

「ふらっと」は、 利用者とスタッフが対等に関わり合いながら、一緒に居場所を作っていく場 です。

このコンセプトが自分に合わないと感じる方は、無理に「ふらっと」を利用する必要はありません。 ここが合わないと感じたら、自分に合った別の居場所を探してみることも大切です。

「ふらっと」は、 みんなで作る、みんなの居場所。

これからも、一緒に心地よい空間を育てていきましょう。


「ふらっと」の利用しおり

  「ふらっと」は、ひきこもりの状態にある人のために、家以外の居場所を提供する場です。外に出てみたい、誰かとつながってみたいと思ったら、気軽に立ち寄ってみてください。

ただし、「ふらっと」は 医療機関でも福祉機関でもありません。躁状態での相談には対応できませんし、できないこともたくさんあります。

ここでは、 お互いを尊重しながら、安心して過ごせる居場所を一緒に作ること を大切にしています。そのために、いくつかのお願いがあります。

1. みんなが安心できる場所にするために

  • ため口や気軽な話はOKですが、他人を傷つける言葉や、攻撃的な態度はやめましょう。
  • 「ふらっと」のスタッフもまた、一緒に居場所を作る仲間です。悪意のある発言や一方的な非難は控えてください。

2. 相談や愚痴について

  • 「ふらっと」のスタッフは、利用者の状況をなるべく把握し、包括的な支援を考えながら相談に乗ることもあります。
  • しかし、「ふらっと」は利用者の愚痴を無制限に聞く場ではありません。心のゴミ箱になることが目的ではないことを理解してください。
  • 対面での愚痴は構いませんが、電話やメールでの愚痴・攻撃的な内容には対応できません。

3. 「ふらっと」はみんなで作る居場所

  • ここでは「支援する人・される人」という壁を作らず、対等な関係を大切にしています。
  • それぞれが傷を抱えながらも、少しずつ前に進むための場所です。
  • 一方的に自分の話だけを押し付けるのではなく、 お互いに心地よく過ごせる空間を一緒に作りましょう。

4. スタッフも限界があります

  • これまでは「一時的なこと」と思いながら対応してきましたが、あまりに頻繁な攻撃的な言動や愚痴の押し付けが続くと、スタッフも疲れてしまいます。
  • スタッフが機能しなくなると、「ふらっと」そのものを続けることが難しくなります。

5. みんなで「ふらっと」を育てていこう

「ふらっと」は、利用者とスタッフみんなで作る場所です。誰もが安心して過ごせるように、お互いを尊重しながら、より良い居場所を一緒に育てていきましょう!

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